外伝6『截拳道への道』と”TAO of JEET KUNE DO”(5)
外伝6『截拳道への道』と”TAO of JEET KUNE DO”(5)
孔子は伝統文化を重視し、その中で優れたものを学ぶ必要を説いていた。孔子は古代の文化のすべてが学ぶべき価値があるとしていたのではなく、例えば周の文化を特に優れたものとしていた。つまりブルース・リーがクリシュナムルティと孔子を共に上げているのは、伝統的な技術への批判と優れた伝統の継承の重要性を示すためと思われるのである。そうであるから詠春拳や蟷螂拳の「点穴」などの教えもメモとして残している。ある意味で非科学的と思われるようなこうしたことも自分に興味あればそれを残して検討していたものと思われる。