道徳武芸研究 日本の鍛錬法を考える〜剣術、柔術、相撲〜(1)

 道徳武芸研究 日本の鍛錬法を考える〜剣術、柔術、相撲〜(1)

日本や中国には古くから優れた鍛錬法が伝えられている。しかし、それをただ盲信して練習するだけでは充分な成果を得ることはできない。何事を学ぶにしても、それぞれの「勘所」を抑えていなければ正しい、あるいは効率的な結果を得ることのできないことは言うまでもあるまい。今回は日本で育まれた優れた鍛錬法として剣術と柔術、相撲を取り上げてみたいと考えている。具体的には「素振り」と「膝行」「四股」である。素振りは剣術の基本であり、竹刀剣道でも広く行われている。また膝行は現在では合気道で見るくらいであるが、かつて正座は生活の中心に存していた。何をするにも家の中では正座が基本であった。「四股」は昨今、武術界でも鍛錬法として注目されていて、どのような「四股」が適当であるのかの議論がある。


このブログの人気の投稿

道徳武芸研究 八卦拳の変化と蟷螂拳の分身八肘(8)

道徳武芸研究 改めての「合気」と「発勁」(6)

道徳武芸研究 八卦拳から合気道を考える〜単双換掌と表裏〜(4)