「道徳武芸研究」に向けて(1)

 「道徳武芸研究」に向けて(1)

次週からはブログ「外丹」を「道徳武芸(道芸)研究」と改めてブログ「内丹」と統合しようと考えている。道徳武芸は八卦掌の孫錫コンの道徳武学社のイメージと、道芸を道徳武芸と解しての意味合いを持たせたものである。武術に「学」をつけるのは近現代になって見られることであり、先に見たようにい孫禄堂は盛んに「学」を用いている。その背景にあるのは「国学」であろう。「国学」は国の学問のことで、中国では実際には儒学を指す。武術もこうしたナショナルレベルの文化的価値を有するものにしなければならないという機運から武術を「国術」と称することが提唱されたりもした。これは国学の「国」の方を生かしたものであるが、武学は国学の「学」を用いたわけである。


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