外伝7 形意、八卦、太極拳で三節を練る(9)

 外伝7 形意、八卦、太極拳で三節を練る(9)

武術の発達史から考えると始めに根節が見いだされ、次いで梢節、そして中節が考えらえるようになったのではないかと思われる。ちなみに八卦拳は中節をベースとする。形意拳では十二形拳が中節を練るものとして存している。よく五行拳と十二形拳では動きがあまり違わないので十二形を練ることの意義を見出しにくいと考える人もいるが、これは応用としての中節を練ることを目的としているものなのである。また八卦拳が形意拳の応用として容易に取り入れられたのも、それが中節をベースとしているためであった。


このブログの人気の投稿

道徳武芸研究 如何に「合気」を練るべきか〜システム論の立場から〜

道徳武芸研究 両儀之術と八卦腿〜劉雲樵の「八卦拳」理解〜(2)

道徳武芸研究 「簡易」と「簡化」の太極拳〜簡化太極拳の場合〜