道竅談 李涵虚(165)第十八章 再び神、気、精を論ずる

 道竅談 李涵虚(165)第十八章 再び神、気、精を論ずる

「真」と上徳とでは大きな違いはない。下徳の修行においては無為の境地に達することはない。上徳を得て無為の玄を究めることがなければ、けっして天元を得て、天仙となることはできない。

〈補注〉「真精、真気、真神」は先天に属している。これは「上徳」も同様である。「下徳」は後天のものであるが、妙諦を得ることで先天への悟りが開かれる。そうして「元精、元気、元神」が開かれて先天への道へと入ることができるようになる。「天元」(先天)はそれだけで天仙となることはできない。必ず「人元」(後天)と合一していなければならないのである。

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