道竅談 李涵虚(111)第十三章 内薬と外薬
道竅談 李涵虚(111)第十三章 内薬と外薬
〈要点〉
外薬とは体の変化であり、内薬は心の変化をいう。ここでは体と心の変化をどのようにバラスをとって行うかが述べられている。まず内的な変化を促すには外的な変化がなされていなければならない。それは「行動を変える」ということである。武術でいうなら新たに套路を煉るということになる。また週に一回であった練習を毎日行うようにするのも「行動を変える」ことになる。行動が変化すれば内的な変化も生まれる。こうして心が変化をすれば、それは行動へも反映される。よく野球をやっていた人はそうした雰囲気があり、ボクシングなどでもやはり独特の雰囲気があって、体だけではなくなんとなく持っている雰囲気にもある種の共通する感じがある。これは「心」も野球やボクシングを行うに適したものになっているためである。