道竅談 李涵虚(105)第十二章 薬のレベル

道竅談 李涵虚(105)第十二章 薬のレベル

最後には「命」と「性」の合一を行わなければならない。それが第三段階の「無より有を産む」である。李涵虚は初めの「無から有を出す」段階と最後の「無から有を産む」段階は全くことなるものとであることに特に注意をしなければならないとしている。ここでの「有」は一定の形を持つものではない。状況に応じて変化をする。そうした「形」なのである。第一段階では肉体が精神に影響を及ぼすことを知り、第二段階では精神が肉体に影響することを悟り、第三段階では肉体と精神のバランスを保つことを体得することになる。精神に偏重しても良くないし、肉体に偏るのもよろしくない。自分なりの適度なバランスを保つことが重要なのである。

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