道竅談 李涵虚(117)第十三章 内薬と外薬

道竅談 李涵虚(117)第十三章 内薬と外薬

また団陽子は「上陽子は『内薬、了性すれば丹を結ぶことができる。外薬、了命すれば丹を還すことができる』としていますが、これは修行者は先に内薬を修して、外薬を修することと思いますが、なぜこのように教えているのですか」と問われ、また瑩蟾子には「道を学ぶのは必ず外薬から始めて、その後に内薬を修するのでしょうか」と聴かれている。

〈補注〉上陽子の教えている「内薬、了性すれば丹を結ぶことができる。外薬、了命すれば丹を還す」はともに「了性」「了命」を行い得たならば、内薬から入っても、外薬から入ってもともに先天後天の合一を得ることが可能であるとするものである。神仙道ではこのように内と外を分けるのは好ましくないとする。あくまで内と外は便宜的な区分に過ぎないのである。

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