道竅談 李涵虚(115)第十三章 内薬と外薬

道竅談 李涵虚(115)第十三章 内薬と外薬

「内薬によって外薬を修する」とは乾坤の鼎器のことである。ここでは内薬を巡らせるのであり、真汞において精を「種」とすることとなる。

〈補注〉「乾坤の鼎器」や「真汞」はともに先天に属している。「内薬を巡らせる」とあるのは先天の陽気を巡らせるもので小周天の後天の陽気を巡らせるものと同じではない。ただいうならば先天の陽気は既に巡っているのであるから、それを阻害する要因を除くことで円滑な動きを得ることが可能となるのであって、意図的に内薬を意識によって動かすのではない。真汞は心にある一陰のことである。これが腎に入って純陰となることを「精を『種』とする」としている。「種」とは先天と後天との合一を促すものとなるということである。

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